インド産ギャッベって??

最近、某大手通販サイトやメル〇リで同じ柄の安いギャッベが大量に売りに出されているのを見たりしませんか?そしてインド産と書かれていたり、酷いのは書かれて無かったり。。。

ギャッベはイランに住む遊牧民族が織る絨毯をギャッベと呼びます。なので、インド産のギャッベはあくまでギャッベ風のウールマットですね。シャンパンとスパークリングワインの違いと言いましょうか。

インド産ギャッベのいい所は、イラン産の半分のお値段で買えてしまいます。ですが、手織りでないので耐久年数は本家が100年だとするとその半分と言われており、機械で織るので同じものが何枚も何枚もできます。本家ギャッベは手織りなので全く同じものはできません。同じような柄を織っても、どーしても個体差がでてきます。なので市場で出回ってるものであれ?相場よりかなり安い?というのはインド産の可能性がありますので、原産地をお確かめするのをお勧めします。

ですが、最近はインド産のギャッベもイラン人がインドまで出向き、ギャッベの技術を教えていて一部分のみ手編みのものが中にあったりするらしいのですが、大部分は機械織り。現時点ではデザインを見ても淡白な柄で、直線がすんごい真っ直ぐ。めっちゃ真っ直ぐ。遊びがないというか忠実というか、それは機械織りだからなのでしょうがない部分なのですが、はやくスパークリングワインぐらいには成熟して欲しいものです。

今後もし織子さんが順調に育っていけば、もしかしたらインド独自の濃~い味のあるインド産ギャッベが出てくるのかもしれないなぁと店主は密かに妄想してたりします。それはそれで模倣でなく独自文化を築いて欲しいなぁっと模倣と改良大好き日本人の店主は思っちゃったりしなかったりたじばんだり。

なのですが、現時点でNARUTREEが扱うのは全てイラン産のギャッベのみとなります。やはり、手織りの方が一つ一つ味があるのと、絵画を集めるような不思議な魅力をおびた歴史のある絨毯に店主が魅了されまくってるからですかね~。