ブロックプリント(自然染料)の色止めについて

ブロックプリントは自然染料を使用しているため独特の匂いがあり、色落ちがする生地になります。色を定着させるために乾かしも数日必要となり、また、雨季に作成されるブロックプリントは乾かしが難しく、匂いがきついものもあります。

今や化学染料がはびこっているのだから、昔ながらの方法を続けなくてもよいのかもしれません。化学染料は一回で発色良く、色落ちもせず、匂いもしないのです。企業からしたら、こちらにした方が、大量に安定的に作製できて、お客様のご心配もなく、お渡しできるのだから。。。

でもNARUTREEの絨毯やワンピース惹かれるお客様はきっと大量生産ではなく、手仕事のぬくもりや、職人さんに心を震わす方々が多いのだと思います。それは店主の私がそちら側の人間だからです。毎朝、ギャッベを見るたびに元気づけらるような気がして、美しさに震えます。クローゼットを開けるたびに、心が躍ります。ちょっと扱いずらいかもしれない商材かもしれないけど、その扱いずらささえも愛してくださる皆様に日々お届けできるように精一杯頑張りたいと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、①通常の色止めと➁色落ちが激しい時の色止めをお伝えいたします。

①通常の色止め

<用意するもの>

①お酢100CC または 塩大さじ2杯

➁水2リットル

一晩つけておいていただいた後に洗濯します。
藍染めにはお酢処理、赤系~黒系等の色ものには、お塩が適していると言われています。

➁色落ちが激しい時の色止め

<用意するもの>

①ミョウバン5~10g

➁水1リットル

③ゴム手袋

ミョウバンを溶かした水に20~30分つけて、影干します。色止めを定着させるために、一晩おいてから、お洗濯してください。

動画↓↓↓

③色落ちを防ぐ洗濯方法

洗濯機の弱水流(おうちクリーニングコース)又は手洗いをしてください。
漂白剤や蛍光増白剤の含まれていない中性洗剤をご使用ください。
服の表面を裏返しにしてお洗濯し、裏返したまま影干してください。

最後に

自然染料は色落ちのしやすいものです。日々使い続けると褪せてきます。その変化を、私たちは「育てる」と言います。生きた色と言われる自然染料の経過も楽しんでいただけたら幸いです。でも、どーーしても色落ちが、、、という方に向けて、良いか悪いかはさておきですが、洗濯の回数を少し減らすっという裏技も、ございます。いや、勧めはしないですが、笑。

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